建設した建物の施工の不備が相次いでいる「レオパレス21」が設計し、工務店などの他社が施工したアパートでも不備が見つかったことについて、石井国土交通大臣は、他社が施工した建物でも会社側が不備の調査や改修などを行う必要があるという認識を示し、今後の対応方針を報告するよう求めたことを明らかにしました。
レオパレス21は今月21日、自社が設計し、工務店などの他社が施工した760棟余りのアパートでも不備が見つかったことを明らかにしました。
天井裏を仕切る壁が設置されていないなどの不備があったということです。
これについて、石井国土交通大臣は、25日の閣議のあとの記者会見で「多数の共同住宅で不備が明らかになったことは誠に遺憾だ。自社で施工を行っていなくても販売した会社として、すべての物件に関して責任を持って調査や改修などの対応を進めてもらう必要がある」と述べ、レオパレス21に対応を求める考えを示しました。
そのうえで石井大臣は、今後の調査や改修などの方針について、報告するよう求めたことを明らかにしました。
-- NHK NEWS WEB