日産自動車は、25日の株主総会で新しい経営体制への移行が決まったことを受けて取締役会を開き、西川廣人社長が続投し、取締役会の議長には新たに選任された社外取締役が就任することを正式に決めました。
25日の日産の株主総会では社外取締役7人を含む11人の取締役の選任と社外取締役を中心に人事や報酬などを決める「指名委員会等設置会社」への移行が決まりました。
これを受けて、日産は取締役会を開き、西川社長の続投を決めました。
さらに取締役会の議長には、新たに選任された社外取締役で石油元売り最大手「JXTGホールディングス」の前の会長、木村康氏が、副議長にはルノーのスナール会長が就任することを決めました。
また新たに設ける3つの委員会のメンバーも決め、ルノーのスナール会長が取締役の人選を行う指名委員会に、ボロレCEOが取締役などの業務を監査する委員会に入りました。
取締役の報酬を決める委員会の4人のメンバーは、ゴーン前会長の事件も踏まえ、すべて社外取締役が務めます。
これによって日産の新しい経営体制がスタートし、透明性の高い経営改革が進められるかが問われることになります。
-- NHK NEWS WEB