家に現金がいくらあるか尋ねる「アポ電」がかかっていた高齢女性の自宅に押し入って死亡させたとして起訴された男ら4人が、別の窃盗事件に関わったとして逮捕されました。警視庁は、このうち1人が被害者の資産状況などの情報を実行犯に流していた疑いがあるとみて捜査しています。
逮捕されたのは、いずれも住所不定 無職の、
▽須江拓貴容疑者(22)、
▽小松園竜飛容疑者(28)、
▽寺島健太容疑者(33)、
▽埼玉県吉川市の大竹純平容疑者(26)で、警視庁によりますと、ことし1月、東京 中央区にある会社事務所に侵入し金庫を盗んだ疑いが持たれています。
須江容疑者と小松園容疑者は翌月、「アポ電」がかかっていた東京 江東区の80歳の女性の自宅に押し入り、口などを塞いで死亡させたとして強盗致死の罪で起訴され、その後、防犯カメラや通話履歴の捜査で4人の接点が確認されたということです。
警視庁は、大竹容疑者が被害者の資産状況などの情報を実行犯に伝えていたとみて調べるとともに、江東区や渋谷区笹塚で起きた一連のアポ電強盗事件でも被害者の情報を実行犯に流していたか、捜査することにしています。
調べに対し2人は容疑を認め、2人は黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB