スマホゲーム大手の「コロプラ」は、ゲームの売り上げランキングを上げるため不適切な取り引きを行っていたと発表しました。取引先に対して自社のゲームのアイテムを購入するよう依頼し、その費用として会社は850万円を負担していたということです。
発表によりますと「コロプラ」は今月12日に配信を始めたゲーム「最果てのバベル」で、社員2人が取引先に850万円を渡して、ゲームのアイテムを購入するよう依頼していたということです。
アイテムを購入してもらうことで、アップルなどが運営するアプリストアでの売り上げ順位を上げる目的があったとしていて、850万円は会社が負担していたということです。
会社では26日、弁護士などによる特別調査委員会を立ち上げることを決め、過去にもランキングを操作するための不適切な取り引きがなかったか、詳しく調べることにしています。
スマホ向けのゲームは、アップルなどのアプリストアでの順位がダウンロード数に大きく影響するため、ランキングをめぐって各社の競争が過熱しています。
-- NHK NEWS WEB