G20大阪サミットの開催に伴う交通規制の影響で27日朝、大阪市の鮮魚を扱う卸売市場では、競りを通常より前倒しして行いました。
大阪 福島区にある大阪市中央卸売市場では、関西や遠く九州などで取れる魚を豊富に取り扱っていて、大阪の台所としても知られています。
G20大阪サミットの開催に伴って、大規模な交通規制が27日朝から始まるため、鮮魚の配送に支障が出ないよう、競りを通常より最大で1時間前倒しして行いました。
このうち早朝一番に行われるマグロの競りは、通常より30分早い午前3時45分に、鐘の音を合図に始まりました。競り人の威勢のいい掛け声が市場に響き渡る中、仲買人たちは品定めしたマグロを競り落とすと、早速、台車に乗せて運んでいきました。
水産卸売会社の川辺浩一さんは、「あすからサミットが始まるということで、時間を早めることで無事店舗に送り届け、消費者に迷惑がかからないようにしたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB