ロシア極東のバイカル湖近くの空港で、旅客機が着陸に失敗して空港内の建物に衝突し、パイロット2人が死亡したほか、乗客7人がけがをしました。
ロシアの交通捜査当局によりますと、27日午前、ロシア極東のブリヤート共和国のニジネアンガルスク空港で、地元の航空会社「アンガラ航空」のプロペラ機、アントノフ24型機が着陸時に滑走路をオーバーランし、空港内の建物に衝突しました。
ロシア国営テレビによりますと、この事故で乗客乗員合わせて48人のうち、パイロット2人が死亡したほか、乗客7人がけがをして病院に搬送されました。
この旅客機は500キロ余り離れたイルクーツクに向かう予定でしたが、地元メディアによりますと、旅客機は空港を一度離陸したもののエンジントラブルのため引き返し、着陸に失敗したということで、捜査当局は事故の原因を詳しく調べることにしています。
現場は観光地のバイカル湖の北にある空港で、ハバロフスクの日本総領事館によりますと、「今のところ日本人が事故に巻き込まれたという情報はない」ということです。
-- NHK NEWS WEB