通信アプリ大手のLINEは、利用者に点数を付けてさまざまな優待を提供する「スコアリング」と呼ばれるサービスを始めました。
これはLINEが27日開いた事業戦略説明会で発表しました。
それによりますと、LINEは利用者の同意を得たうえで、サービスの使い方や年齢や年収、家族状況などの情報をもとに、利用者に100点から1000点までの点数を付けます。
点数が高い人ほど、LINEや連携する企業からの割り引きやローンの金利引き下げなどの優待を受けられるようにするということです。
こうしたサービスはスコアリングと呼ばれ、中国などで普及しています。
プライバシーに配慮するため、メッセージや通話の中身は利用しないということで、LINEの出澤剛社長は「点数によってふるいをかけるのではなく、ユーザーの生活を豊かにするポジティブなサービスを作っていきたい」と述べました。
このほかLINEはスマートフォンを使った決済でNTTドコモと提携し、共同で加盟店づくりを進めることや、月額240円を支払うことで多くのスタンプが使い放題になる定額制のサービスを始めることなども発表しました。
-- NHK NEWS WEB