住宅に設置された家庭用の太陽光発電の電気を国が10年間、約束した価格で買い取る期間がことし11月から順次、終了していきます。
電気は今後、電力各社が買い取りますが価格は大きく引き下げられます。
国は家庭用の太陽光発電について当初、設置から10年間は、1キロワットアワー当たり48円で買い取ることを約束してきましたが、ことし11月で制度の導入から10年になり、買い取りが終了する家庭が出てきます。
その後は電力会社が決めた価格で買い取ることになり、27日までに大手各社の価格が出そろいました。
それによりますと、東北電力が1キロワットアワー当たり9円、東京電力が8.5円など、各社の買い取り価格は7円から9円と大きく下がります。
太陽光発電を設置する家庭は、電力会社に販売する代わりに自宅で消費する電気を増やすなど、使い方を見直す機会になりそうです。
また、電機メーカーは太陽光で日中発電した電気をためる蓄電池の需要が高まるとみて販売を強化しています。
-- NHK NEWS WEB