28日から開かれるG20大阪サミットを前に、会場の大阪では27日朝から、各国首脳が利用する高速道路の大規模な交通規制が始まりました。一般道では渋滞が懸念されましたが、警察によりますと、27日夕方までに目立った渋滞は起きていないということです。
サミットに伴う高速道路の交通規制は27日6時ごろから始まり、このうち1日平均26万台が利用する阪神高速環状線では、警察官がインターチェンジの入り口を金属製の柵で塞ぐとともに、通行止めの看板を出して車が入れないようにしていました。
高速道路の規制に伴い、一般道の渋滞が懸念されましたが、警察によりますと、27日の大阪市内はふだんに比べて交通量が少なく、27日夕方までに目立った渋滞は起きていないということです。
警察は早くから車を使わないよう呼びかけてきた結果、市民や企業から協力が得られ、交通量が減ったとみています。
高速道路の交通規制は、27日は午後10時まで続く見通しで、28日は、阪神高速環状線などが午前6時ごろから深夜まで、関西空港と大阪市内を結ぶ湾岸線は、上り線が午前6時ごろからお昼ごろまで規制される予定です。
28日はサミットの開幕に伴い、多くの首脳が大阪市内を移動することから、一般道でも頻繁に規制が行われる予定になっていて、警察は引き続き、車の使用を控えるよう協力を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB