大手旅行会社の「日本旅行」が来年4月の採用に合格したことを伝えるいわゆる「内々定」のメールを、誤って4万人余りの学生に送信したことが分かり、会社ではおよそ30分後に誤送信した全員に対して改めておわびのメールを送る対応を取りました。
「日本旅行」によりますと、28日午後4時半ごろ、総務人事部の担当者が来年4月入社の採用に合格したことを伝える、いわゆる「内々定」のメールを、誤っておよそ4万3000人の学生に送信したということです。
メールには内々定の通知のほか、今後の予定としてことし10月に内定式を行うことや、内々定を受けた人を対象に懇親会を予定していることなどが記載されていて、最後に「4月から一緒に働けることを楽しみにしています。採用担当一同」と結んでいます。
誤送信した相手は、大半が就職情報会社が運営するサイトに登録していた大学4年生とみられるということで、会社側が調査を進めています。
会社ではメールを受け取った学生からの問い合わせの電話などでミスに気付き、およそ30分後に誤送信した全員に対して、改めておわびのメールを送る対応を取りました。人事担当者のパソコンの操作ミスが原因だということです。
「日本旅行」は、「就職活動中の学生の皆様に大変なご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。今後このようなことがないよう採用活動を行ってまいります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB