G20大阪サミットの応援に来ていた島根県警察本部の20代の警察官が、弾の入った拳銃を一時トイレに置き忘れていたことが分かりました。警察によりますと、拳銃はすぐに回収され、使われた形跡もありませんでした。
28日午後1時半すぎ、大阪・池田市の大阪空港近くのビルにある男性用トイレの個室の中に、拳銃や手錠などが置いてあるのを管理会社の社員が見つけ、警察に届け出ました。
警察が調べたところ、G20サミットの応援で大阪空港の警備にあたっていた島根県警察本部の20代の男性巡査が、数分前にトイレに入り、拳銃などが付いたベルトを外してトイレの棚に置き忘れていたことが分かったということです。
拳銃には弾が入っていましたが、使われた形跡はありませんでした。
警察によりますと、現場のビルは大阪空港の警備にあたる警察官の待機場所として使われていて、一般の人の出入りはなかったということです。
島根県警察本部の増野利夫警備課長は「G20の警戒中に、短時間とはいえ拳銃をなくしてしまい、大変申し訳なく思っています。今後指導を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB