コンビニ最大手、「セブン‐イレブン」のスマホ決済サービス、「7pay」の運営会社は、およそ900人が第三者による不正アクセスの被害に遭い、被害額はおよそ5500万円に上る可能性があると発表しました。会社では、「7pay」へのチャージと新規登録を停止し、原因の究明を急ぐとしています。
「7pay」は、セブン‐イレブン・ジャパンが、今月1日からサービスを始めたスマホ決済サービスで、およそ150万人が登録していますが、利用者から身に覚えのないチャージがあり、勝手に商品を購入されたなどという連絡が相次いでいます。
この問題でサービスを運営する「セブン・ペイ」の小林強社長は記者会見し、4日午前6時の時点の試算で、およそ900人が第三者による不正アクセスの被害に遭い、被害額はおよそ5500万円に上る可能性があると発表しました。
そのうえで、「7pay」へのすべてのチャージと新規の登録を停止し、安全性を確認するとしていて、現時点は再開のめどは立っていないとしています。
一方、すでにチャージ済みの金額については、引き続き利用できるということです。
会社では、被害に遭ったすべての利用者に対して補償を行う方針で、小林社長は「被害に遭われたお客様に深くおわび申し上げる。今後は、さらなる安全対策に万全の体制で取り組む」としています。
会社では、フリーダイヤル0120−192−044で24時間、問い合わせに応じています。
-- NHK NEWS WEB