韓国に対する半導体などの原材料の輸出規制が強化され、輸出許可を求める企業からの申請の受け付けが、4日から始まりました。
政府は、半導体や有機ELパネルの製造などで使われるフッ化ポリイミド、レジスト、高純度のフッ化水素の3品目について、韓国に輸出する際の規制を厳しくしました。
対象の品目を韓国へ輸出する企業は、経済産業省の安全保障貿易審査課に使用目的などを細かく記載する書類に加えて、兵器などに使わないことを約束する「誓約書」を提出し、許可を得る必要があります。
これまでは、韓国に対する優遇措置によって、一度手続きを済ませれば3年間は個別の申請が免除されていましたが、今後は輸出のたびに申請を行うことになります。
申請は窓口とインターネットで受け付け、書類上の審査や企業への聞き取りなどを行い、安全保障上問題がないか調べるということで、結果が出るまでには90日程度かかるとしています。
経済産業省では、申請の有無や審査の結果については「民間企業の活動に関わる」として、公表しないとしています。
-- NHK NEWS WEB