大規模な再開発が進む東京 渋谷で、この地区では最も高くなる地上230メートルの高層ビルが、ことし11月に開業することになりました。
ことし11月に開業するのは、JR渋谷駅の真上と隣接地で計画されている「渋谷スクランブルスクエア」の東棟です。
高さはおよそ230メートル、地上47階建てで、渋谷駅の周辺では最も高いビルとなります。
屋上には、外国人観光客にも人気が高いスクランブル交差点のほか、都心一円を見渡せる展望施設が造られます。
また、17階から45階はオフィスとなり、「サイバーエージェント」や「ミクシィ」といったIT企業が入る予定です。
地下2階から地上14階は商業施設となり、飲食店やアパレルなど200店舗余りが入るほか、体験型のデジタルコンテンツやラジオの公開収録が体験できる「NHKプラスクロスSHIBUYA」も入ります。
このほか、災害の際には帰宅困難者を受け入れる空間もあり、食料などを備蓄する倉庫も整備しています。
渋谷スクランブルスクエアは、2027年度にJR駅の真上にあたる「中央棟」や、「西棟」が完成する予定です。
運営会社の高秀憲明社長は「渋谷の新たなランドマークとしてより多くのお客様を街に送り出し、渋谷全体のにぎわいの創出につなげたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB