不正アクセスが相次いだ「7pay」について、「セブン&アイ・ホールディングス」は、新たに「2段階認証」の導入や、1日当たり30万円だったチャージ上限額の引き下げなどの対応策を決めました。
「セブン‐イレブン・ジャパン」が今月1日から始めたスマホ決済サービス「7pay」では、不正アクセスが相次ぎ、会社は、およそ900人が被害に遭い、被害額は5500万円に上る可能性があるとしています。
今回の事態を受けて、会社は7payへのすべてのチャージや新規登録を停止するとともに、不審な取り引きを監視する要員を増やすなどの対応を取っていました。
会社では、こうした対策に加えて、新たに、7payに登録する際に、段階を踏んで本人かどうか認証する「2段階認証」のシステムを導入するとともに、1日当たり30万円だったチャージの上限額を引き下げることを決めました。
さらに、今回の不正アクセスの原因の分析と対策の徹底を図るため、「セブン&アイ・ホールディングス」の副社長をトップとする「セキュリティ対策プロジェクト」を新たに立ち上げ、再発防止を強化することにしています。
-- NHK NEWS WEB