7月に入り小学校などで水泳指導が始まる中、これまでよく使われていたスクール水着は種類が増え、変化しています。
40年以上、スクール水着を製造している東京・墨田区の水泳用品メーカーでは、これまでにおよそ100種類のスクール水着を取り扱ってきました。
会社によりますと、女子用はよく使われていた「ワンピース型」が主流でしたが、20年ほど前に、体をより動かしやすいものにするため、肩から太ももまでつながった「オールインワン型」を販売したところ、「露出が少ない」と人気を集めるようになったということです。
その後、脱ぎ着がしやすい、上下が分かれている「セパレート型」の水着を販売し、今では売り上げの7割を占めています。さらに、肌の弱い子ども用に紫外線を遮る素材を使ったものや、はっ水加工を施したものなど高機能の水着が出ていて、最近では「見た目がかわいい」という声を受けてスカートが付いたタイプもあります。
一方、男子用も「競泳型」から、太ももまでの長さがある「トランクス型」に変わってきたということです。
水泳用品メーカー「フットマーク」の広報担当、吉河祐子さんは「社会が多様化する中、スクール水着も利用者のニーズに合わせて種類が増えてきている。子どもたちが楽しく水泳の授業が受けられるよう今後も対応していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB