世界最大の日系人社会があるブラジルのサンパウロで5日、恒例の日本祭りが始まり、各地のご当地ラーメンやアニメなどが人気を集めています。
日本祭りは、ブラジルの日系人の団体がサンパウロで毎年開いている、世界最大規模の日系人の祭りで、ことしで22回目を迎えます。
会場には、県人会や日本企業の200を超えるブースが設けられているほか、ステージでは日系人のグループによる太鼓の演奏などが披露されています。
このうち、日本各地のラーメンを紹介するコーナーは人気があり、訪れた人たちは、福島県の喜多方ラーメンや福岡県の博多ラーメンなど、本場のラーメンの味を楽しんでいました。
日本食を食べるのが毎年楽しみだという男性は、「いつも混むので、初日に来るようにしています。きょうは寒いので日本のラーメンは本当においしい」と話していました。
日本のアニメのファンだという女性は、「日本の文化がすべて好きです。ここに来れば日本のおいしいものも食べられて最高です」と話していました。
祭りを主催した谷口眞一朗さんは、「日本人の血が少しでも入っていれば、日本に興味を持つし、みな誇りに思っている。日本の文化への理解は広がっていると思う」と話していました。
日本祭りは今月7日まで開かれ、期間中20万人が訪れる見込みです。
-- NHK NEWS WEB