6日夜、大阪 高槻市の倉庫から火が出て焼け跡から1人の遺体が見つかり3人が大けがをした火事で、当時、4人が現場でスプレー缶からガスを抜く作業をしていたとみられることが警察への取材で分かりました。警察は遺体の身元の確認を進めるとともに火事の原因を詳しく調べています。
6日午後8時すぎ、高槻市柱本にある倉庫から火が出ておよそ4時間後に消し止められました。
警察によりますと、倉庫の出入り口付近から1人の遺体が見つかり、警察は火事のあと連絡がとれなくなっている20代の男性とみて身元の確認を進めています。
警察や消防によりますと、現場にいた東大阪市の36歳の会社員と息子で13歳の中学生、それに50代の男性の合わせて3人がやけどを負うなど大けがをして、病院で手当てを受けています。
また、4人が6日午後6時ごろから現場の倉庫でスプレー缶に穴を開け、ガスを抜く作業をしていたとみられることが警察への取材で分かりました。
地元の消防には「爆発音がした」という複数の通報があり、建物からは一時、激しい炎がふきだし、黒煙が上空に立ち上りました。
現場は高槻市南部の工場などが建ち並ぶ地区で、警察は、倉庫を管理する会社の関係者から話を聞くなどして、当時の状況や火事の原因を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB