6日夜、大阪 高槻市にある産業廃棄物の処理業者の倉庫が焼け1人が死亡3人が大けがをした火事で、警察はスプレー缶からガスを抜く作業中に引火した可能性があるとみて7日朝から現場検証を行い、火事の原因を詳しく調べています。
6日午後8時すぎ大阪 高槻市柱本にある産業廃棄物の処理を行っている「今村産業」の敷地内にある倉庫から火が出て、全体がほぼ焼け落ちました。
警察によりますと倉庫の出入り口付近から1人が遺体で見つかり、警察は火事のあと連絡が取れなくなっている20代の男性とみて確認を進めています。
また現場にいた東大阪市の36歳の会社員と息子で13歳の中学生、それに50代の男性の合わせて3人がやけどを負うなど大けがをして病院で手当てを受けています。
この4人について会社側は警察に対して、6日午後6時ごろから倉庫でスプレー缶に穴を開けガスを抜く作業をしていたと説明しているということです。
警察は作業中に引火して爆発した可能性があるとみて、7日朝から消防とともに現場検証を行って当時の状況や火事の原因を詳しく調べています。
現場は高槻市南部の工場などが建ち並ぶ地区で、周辺には倉庫の屋根や壁の一部とみられるものが散乱し田んぼの中にまで飛び散っているほか住宅の窓ガラスが割れるなどの被害が出ています。
-- NHK NEWS WEB