大阪・高槻市にある産業廃棄物関連の会社でスプレー缶のガス抜き作業中に爆発が起き、2人が死亡した火災で、警察は9日スプレー缶を持ち込んだ兵庫県内の会社を業務上過失致死の疑いで捜索しています。
今月6日の夜、大阪・高槻市の産業廃棄物収集運搬会社「今村産業」の倉庫で、スプレー缶のガス抜き作業中に爆発を伴う火災が起き、作業にあたっていた4人のうち2人が死亡し、ほかの2人も意識不明の重体になっています。
警察によりますと、スプレー缶は兵庫県尼崎市にある取引先の通信販売会社「MonotaRO」から持ち込まれたもので、この会社の社員や関係者が3週間前からおよそ3000本のスプレー缶のガスを抜く作業をしていたということです。
スプレー缶は去年の台風で水没したため処分する予定のものだったということです。
警察は9日朝から「MonotaRO」の本社などを業務上過失致死の疑いで捜索していて、スプレー缶が持ち込まれたいきさつや、安全管理が適切だったかなどについて詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB