社員どうしの新たなコミュニケーションの手段として企業向けのSNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスが普及し始めていることから無料通信アプリ大手のLINEは、この分野に新たに参入すると発表し、競争が激しくなりそうです。
発表によりますと、LINEは企業内で社員どうしが使うSNSの有料サービスを新たに始めるとしています。
このサービスは、スマートフォンやパソコンにアプリを入れて使い、社員どうしがメッセージをやり取りしたり、音声や動画で通話できます。
また資料などのデータを共有したりチームごとにスケジュールを管理したりもできます。
社内のコミュニケーションは従来の電話や電子メールから、SNSの活用に切り替える企業が増えていて、市場規模の拡大をにらんで、マイクロソフトやIBMなど大手企業やベンチャー企業が次々と参入しています。
今回、LINEが参入することで、競争は一段と激しくなりそうです。
記者会見でLINEの出澤剛社長は「社内のコミュニケーションはいまだにメールや電話であり、インターネットが普及して20年たっても変わっていない。スマホ時代に合わせた新しい働き方を提案していきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB