楽天は、インターネットサービスの「DMM.com」から、格安スマホ事業を買収することになりました。大手各社の値下げの動きが進む中で、格安スマホでは再編の動きが相次いでいます。
発表によりますと、楽天はことし9月1日付けでDMMから格安スマホ事業とインターネットの光回線のサービスを買収します。
買収額は、およそ23億円で、当面はDMMのブランドや料金体系を維持するということです。
格安スマホは、大手携帯電話会社から回線を借りてサービスを行うもので、DMMは5年前に参入し、現在はおよそ24万の契約があるということで、今回の買収により楽天の格安スマホの契約は合わせて220万に拡大します。
楽天は、ことし10月から自前の回線を展開する第4の事業者として携帯電話事業に参入する計画で、将来的には格安スマホからの契約切り替えにつなげたいねらいがあります。
格安スマホには、多くの企業が参入しましたが、最近は大手3社の値下げが進む中、経営環境が厳しくなっていて、去年はソフトバンクが「LINEモバイル」を傘下に収めるなど、再編の動きが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB