レオパレス21は、施工不備が見つかったアパートが先月末の時点でおよそ2万棟となったことを明らかにし、この会社が建設したアパート全体の半数を超えました。
建設したアパートの耐火構造が法律の基準を満たさないなどの施工の不備が問題となっているレオパレス21は、建設したおよそ3万9000棟すべてを対象に調査を進めています。
それによりますと、なんらかの不備が見つかった物件は先月末の時点で1万9689棟となりました。これは前の月よりも2900棟余り増えて、この会社が建設したアパート全体の50%にあたります。
調査を終えたおよそ2万5900棟のうち、75%で不備が見つかったことになりますが、全体の3分の1にあたるおよそ1万3000棟については、まだ調査が終わっていません。
国土交通省は、調査のうえ、ことし10月までにすべての物件の補修を終えるよう指示していますが、先月末の時点で補修を終えたのは800棟余りにとどまっているということです。
-- NHK NEWS WEB