外資系のジブラルタ生命保険は、営業担当の男性社員が顧客から保険料として預かった合わせて6600万円の現金をだまし取っていたと発表しました。
ジブラルタ生命保険の発表によりますと、愛媛県の松山支社に勤めていた42歳の男性社員はことし4月までの9年間にわたって、顧客から保険料として預かった現金を会社に納めず、だまし取っていたということです。
男性社員は顧客に対し、保険料を一括して保険会社に預ければメリットがあるなどとうその説明をしていたとしています。
これまでのところ被害にあった顧客は39人で、金額は合わせておよそ6600万円に上るということで、会社はほかに同じような被害がないか調査を進めています。
男性社員は保険料をだまし取ったことを認めているということで、会社は10日付けで男性を懲戒解雇し、警察への告発を検討しています。
ジブラルタ生命保険は「多大なるご迷惑とご心配をおかけして深くおわび申し上げます。被害にあわれた方に誠心誠意対応し、再発防止に努めたい」としています。
会社ではコールセンターを設けて対応にあたっていて、電話番号は0120−87−4165で、受付時間は平日の午前8時半から午後8時まで、土曜の午前9時から午後5時までです。
-- NHK NEWS WEB