ネット上でやり取りされるいわゆる仮想通貨=『暗号資産』を取り引きする交換会社「ビットポイントジャパン」で35億円に相当する資産が不正に流出しました。交換会社は現在、暗号資産のすべての取り引きを停止して、原因を調べています。
暗号資産の交換会社「ビットポイントジャパン」の親会社によりますと、11日午後10時ごろ、暗号資産を取り引きするシステムでエラーが発生し、詳しく調べたところ、資産が流出していることがわかったということです。
外部から不正なアクセスがあったとみられ、顧客から預かった25億円分、会社が保有する10億円分の合わせて35億円に相当する資産が流出したとしています。
流出した暗号資産は「ホットウォレット」と呼ばれる外部のネットワークにつながった状態で管理されていて、ここには、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルの5種類の暗号資産があったということです。
現在、ビットポイントジャパンは暗号資産の取り引きをすべて停止し、原因の特定を急ぐとともに、被害が広がらない対策を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB