サントリーホールディングスは、中国での健康食品事業に本格的に乗り出すことになりました。現地の企業と合弁会社を作り、栄養ドリンクなどのネットでの販売を手がけることにしています。
関係者によりますと、サントリーは中国有数の政府系企業グループ、「中信集団」との合弁会社をこのほど中国 上海に設立しました。会社の資本金は15億円余りで、このうち65%をサントリー側が出資し、サントリーの常務がトップを務めます。
この会社では、サントリーがこれまでアジアを中心に展開していた栄養ドリンクのネットでの販売のほか、自動販売機でドリップ式のコーヒーの販売を始めることにしています。
サントリーは中国を成長が見込める重要な市場と位置づけ、これまでウイスキーや清涼飲料水などの販売を行ってきました。最近は富裕層を中心に健康に関心を持つ人たちが増えていることから、会社では健康食品の販売に本格的に乗り出すことで、こうした需要を取り込みたいとしています。
-- NHK NEWS WEB