先月、名古屋市の路上で会社員2人が刺されて死亡した事件で、警察はこのうち1人を殺害した疑いで逮捕した38歳の男をもう1人の会社員を殺害し財布を奪った強盗殺人の疑いで再逮捕しました。
先月24日の夜、名古屋市北区西味鋺の路上で、近くに住むビルメンテナンス会社の社員、赤松英司さん(41)と、同僚で愛知県大府市の小笠原智之さん(44)が刃物で刺されて死亡し、警察は無職の佐藤俊彦容疑者(38)を小笠原さんを殺害した疑いで逮捕しました。
この事件で警察は15日、赤松さんの腹などをナイフで刺して殺害したうえ、現金や指輪などが入った財布を奪ったとして、佐藤容疑者を強盗殺人の疑いで再逮捕しました。
警察によりますと調べに対し黙秘しているということです。
これまでの調べで、飲み会からの帰りだった赤松さんが自宅にいた佐藤容疑者に声をかけ、その後、路上でもみ合いになったことが分かっていて、赤松さんには小笠原さんよりも多い20か所以上の刺し傷がありました。
警察は赤松さんに対する強い殺意があったとみて事件に至った動機の解明を進めています。
-- NHK NEWS WEB