東芝から独立した半導体メーカー、東芝メモリホールディングスは、ことし10月、社名を「キオクシアホールディングス」に変えて「東芝」の文字をなくすことになりました。株式の上場に向けて、独立した企業という印象を強めるねらいです。
発表によりますと、東芝メモリホールディングスは、10月1日付けで、社名を「キオクシアホールディングス」に変え、傘下の企業も含めて、社名から「東芝」の文字がなくなります。
新たな社名は、日本語の「記憶」と、ギリシャ語で「価値」を表す「アクシア」に由来するということです。
記憶用の半導体を手がける東芝メモリは、去年6月、東芝の経営再建策の柱としてアメリカの投資ファンドを中心とする「日米韓連合」に買収され、独立しました。
年内にも株式の上場を目指していて、会社は「独立して1年以上たつため、社名を変えて独立性を高め、将来の上場に備えたい」としています。
東芝メモリホールディングスの成毛康雄社長は「新社名のもと、新しい時代を切り開き、長期的な成長を目指していく」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB