大手芸能プロダクションの吉本興業は、所属するお笑い芸人が反社会的勢力が主催する会合に参加して金銭を受け取っていた問題で、宮迫博之さんとの契約を解消したと発表しました。
吉本興業では、所属するお笑い芸人が、会社を通さない依頼を受けて反社会的勢力の会合に参加し、報酬として金銭を受け取っていたことが相次いで明らかになり、これまでに1人との契約を解消したほか、13人を謹慎処分にしました。
このうち謹慎処分を受けていた「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんについて、吉本興業は「諸般の事情を考慮し、今後のマネジメントの継続に重大な支障が生じた」として、19日付けで契約を解消したと発表しました。
吉本興業によりますと、宮迫さんは5年ほど前の会合で100万円を受け取っていたということですが、自身のツイッターでは当初、「ギャラはもらっていない」と説明していました。
また、19日発売の写真週刊誌「フライデー」には、3年前に福岡市で起きたおよそ7億5000万円分の金塊が盗まれた事件で、盗みの罪に問われた被告らと飲食店で同席したとされる写真が掲載されています。
宮迫さんは大阪市出身で、高校卒業後に吉本興業のタレント養成所に入り、平成元年から同期の蛍原徹さんと「雨上がり決死隊」を結成して、コンビのボケ担当として活動してきました。
吉本興業は、「多くのファンの皆様、関係各位に多大なるご迷惑ご心配をお掛けしておりますことを重ね重ね深くおわび申し上げます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB