宇都宮市でことし5月、パトカーの追跡から逃げていた車が対向車と衝突し、男性が死亡するなどした事故で、警察は、逃走していた車が制限速度の2倍を超える制御できない速度を出していたことが事故につながったとして、運転していた22歳の男を危険運転致死傷などの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、宇都宮市の無職、川俣勇人容疑者(22)です。
警察によりますと、川俣容疑者はことし5月、宇都宮市西原町の国道4号線で乗用車を運転中に、パトカーの追跡から逃げようと制限速度の2倍を超える制御できない速度を出して対向車線にはみ出し、前から来た軽乗用車と衝突して、運転していた宇都宮市の会社員、工藤達也さん(46)を死亡させたほか、自分が運転する車の助手席の男性に大けがを負わせたとして、危険運転致死傷の疑いが持たれています。
また、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたほか、逃走する際に信号無視をしたとして、道路交通法違反の疑いも持たれています。
川俣容疑者は、事故のあとけがをして治療を受けていたため、警察は容体の回復を待って20日逮捕しました。
川俣容疑者は、調べに対し、容疑を認めているということで、警察は、当時の状況やいきさつについて調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB