海外では世界最大規模のおよそ3万5000人が参加する盆踊り大会が20日夜、マレーシアで開かれ、地元の人たちが、現地で暮らす日本人とともに日本の夏の風物詩を楽しみました。
この盆踊り大会は、マレーシアの日本人会などが日本の伝統文化を通じて両国の交流を深めようと、42年前から毎年開いているもので、海外での盆踊り大会としては最大規模だと言われています。
首都クアラルンプール近郊の会場には、マレーシアの人たちや日本企業の駐在員とその家族などおよそ3万5000人が集まり、日本人学校の子どもたちが、やぐらの上で日頃から練習を重ねてきた盆踊りを披露しました。
やぐらの周りでは、浴衣やはっぴを着たマレーシアの人たちの姿も見られ、日本人学校の子どもたちが作詞作曲した歌をもとに作られた「お日さま音頭」をはじめ、「東京音頭」などの音色に合わせて輪になって踊り、日本の夏の風物詩を楽しんでいました。
盆踊りを初めて体験するマレーシアの人たちも多く、やぐらの上で披露される踊りを見ながら、見よう見まねで踊る姿も見られました。
ことし初めて参加したというマレーシア人の女性は「みんなで一緒に踊ることができて、とても楽しかったです。日本の文化について理解が深まりました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB