札幌市で、障害のある30代の男性に暴行を加えて死亡させたとして、訪問介護を担当していた24歳の介護職員が逮捕された事件で、男性の体には、過去にできたとみられる複数のあざがあったことが警察への取材でわかりました。警察は、男性が以前にも暴行を受けていた疑いがあるとみて調べています。
札幌市東区に事務所がある介護サービス会社の職員、太田幸司容疑者(24)は、今月19日の夕方から20日の朝までの間に、訪問介護サービスを受けていた山下茂樹さん(35)に殴る蹴るの暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し容疑を認め「なかなか寝つかないので腹が立った」と供述しているということです。
山下さんは体に重い障害があり、寝たきりの状態だったということですが、体には過去にできたとみられる複数のあざがあったことが警察への取材でわかりました。
訪問介護は複数の介護職員が担当していて、太田容疑者は週に1回ほどのペースで訪問していたということで、警察は、山下さんが以前にも暴行を受けていた疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB