石油元売り最大手のJXTGエネルギーは、大阪高石市にある大阪製油所について、来年10月をめどに精製事業を終了すると発表しました。
JXTGエネルギーは23日、高石市にある大阪製油所で大田勝幸社長が出席して記者会見を開きました。
それによりますとJXTGは、中国の国営石油会社の日本法人との合弁会社が操業する大阪製油所について、来年10月をめどに精製事業を終了することを明らかにしました。
この製油所は石油製品を中国やアジアに輸出していますが、この事業をJXTGの千葉県市原市にある製油所に移すということです。
その後は、発電施設として活用し、従業員253人の多くは近くの製油所などへの配置転換で対応するとしています。
JXTGは、国内での石油製品の需要が低下していることやアジアを中心とした国際競争が激しくなっていることから、製油所の見直しを進めています。
大阪製油所は化学品など付加価値の高い製品の生産能力が低いため、停止に踏み切ったと会社は説明しています。
-- NHK NEWS WEB