13年前に前橋市のスナックで起きた銃乱射事件で死刑が確定した元暴力団会長が、大型詐欺事件を巡って国会で証人喚問された男性を殺害したと告白した事件で、警視庁は、ことし7月に続いて、遺体が遺棄されたと見られる埼玉県内の山林で捜索を行っています。
捜索が行われているのは埼玉県ときがわ町の山林で、21日午前10時半ごろから捜査員50人余りの態勢であたっています。
平成15年に前橋市のスナックで客など4人が銃で射殺された事件で、指示役として死刑が確定した住吉会系の元暴力団会長、矢野治死刑囚(67)は、平成10年ごろ、東京・豊島区の暴力団事務所で、不動産会社社長の斎藤衛さん(当時49)を殺害し、配下の元組員らに命じて遺体を遺棄したことなどを書いた文書を警視庁に送っていました。
元組員らも「遺体を埼玉県内の山林に埋めた」と証言したことなどから、警視庁はことし7月、ときがわ町の山林を捜索しましたが、遺体が見つからなかったため、遺棄場所の特定をさらに進めていました。
斎藤さんは、当時の参議院議員らが実刑判決を受けたオレンジ共済組合の大型詐欺事件に絡む政界工作疑惑を巡って、平成9年に国会で証人喚問されています。警視庁は捜索を進めるとともに、詳しい経緯についても調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB