北海道大樹町でベンチャー企業が小型のロケットを打ち上げましたが、エンジンが緊急停止し、ロケットは宇宙空間に到達しませんでした。
北海道大樹町で27日午後4時20分、ベンチャー企業のインターステラテクノロジズが全長10mの小型ロケットを打ち上げました。
このベンチャー企業によりますと、飛行中にロケットに搭載したコンピューターが異常を検知してエンジンが緊急停止し、ロケットは発射地点から9キロ沖の海に落下したということです。
初期の解析では到達した高度は13キロで、宇宙空間には到達できなかったとしています。
このベンチャー企業が開発・製造した小型ロケットの打ち上げは4回目で、初めての打ち上げでは到達高度はおよそ10キロ、2回目の打ち上げでは直後に落下・炎上し、いずれも失敗しましたが、ことし5月の3回目の打ち上げでは宇宙空間の高度100キロに到達し、初めて成功していました。
-- NHK NEWS WEB