「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件から10日目となった28日、厳しい暑さの中、大勢の人たちが現場近くの献花台を訪れました。
京都市では28日、30度を超える真夏日となりましたが、伏見区の献花台には厳しい暑さの中でも大勢の人たちが訪れ、多い時間帯には50人ほどが献花台の前で列を作りました。
順番に花束などを手向け、中にはこらえきれずに涙を浮かべる人や、現場の建物の方向に向けて手を合わせる人もいました。
東京からやってきた29歳の女性は「『涼宮ハルヒの憂鬱』をきっかけに、京都アニメーションの作品を数多く見てきました。私にとって京都アニメーションはアニメ界を代表する制作会社で、毎週、テレビで見ることを楽しみにしていたので、とても悲しいです」と話していました。
また献花台に花を手向けた男性は「私にも子どもや孫がいて家族を失うつらさはよく分かるので、どうしてもお参りしたいと思ってやって来ました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB