日韓関係の悪化で観光への影響が懸念されるなか、韓国の大韓航空は再来月から札幌と南部プサン(釜山)を結ぶ便を運休すると明らかにしました。大韓航空は29日、札幌と南部プサンを結ぶ定期便を9月3日から運休すると明らかにしました。
札幌は韓国では人気の観光地で、大韓航空では週3便を運航していますが、このところ予約率が減少しているということです。
大韓航空では状況に応じて来月の運航についても運航本数を減らすことを検討しているということです。
日本と韓国を結ぶ航空便については、韓国のLCC=格安航空会社のティーウェイ航空も韓国各地と熊本や大分、佐賀を結ぶ便の運休を決めています。
一方、今回、定期便が運休されることになったプサン市は28日、日本との交流事業を中断し、職員の公務での日本訪問も制限すると発表しました。
韓国では日韓の子どもどうしのサッカーや合唱団の交流も延期されていて、観光とともに日本と韓国の草の根の交流への影響も懸念されています。
-- NHK NEWS WEB