「京都アニメーション」のスタジオが放火され35人が死亡した事件で、青葉真司容疑者の自宅から小説を書くためとみられる原稿用紙が押収されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。事件直後には「小説を盗まれたからやった」と叫んでいましたが、作品の投稿は確認されず、警察は一方的な思い込みから事件を起こした疑いもあるとみて調べています。
警察は、放火や殺人などの疑いで逮捕状を取っている青葉容疑者(41)のさいたま市の自宅アパートを捜索し、この際、スマートフォンや京都アニメーションの関連商品のほか、小説を書くためとみられる原稿用紙を押収していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察によりますと、青葉容疑者は現場で身柄を確保された際「小説を盗まれたからやった。社長を呼べ」などと叫んでいたということですが、京都アニメーションによりますと、会社が行っている小説の公募に作品の投稿は確認されていないということです。
警察は一方的な思い込みから恨みを抱き事件を起こした疑いもあるとみて引き続き動機を調べています。
-- NHK NEWS WEB