来年の東京オリンピック・パラリンピックで大会期間中の宿泊施設の不足が懸念される中、東京都が事業を進めているクルーズ船をホテルの代わりに活用する「ホテルシップ」がオリンピックの開幕から6日間、臨海副都心に整備されるクルーズターミナルで行われることになりました。
東京都によりますと、「ホテルシップ」を行うのは、イタリアのクルーズ会社「コスタ クルーズ」で、大型クルーズ船を、オリンピックが開幕する来年7月24日から29日までの6日間、ホテルとして活用します。
このクルーズ船は2116室の客室があり、定員は5260人ということで、来年7月14日に臨海副都心にオープンする「東京国際クルーズターミナル」に停泊します。
予約の開始時期や宿泊プランなどの詳細は、今後、決まる予定です。
このホテルシップは当初、都の公募で選定したスイスに本社があるクルーズ会社の日本法人が行う予定でしたが、会社側が事業が厳しいとして辞退し、今回のイタリアの会社に決まったということです。
国内外から多くの観客が訪れる来年の東京大会では宿泊施設の不足が懸念されていて、横浜港や川崎港でもホテルシップが行われる予定です。
-- NHK NEWS WEB