アパートなどの施工の不備が問題となっているレオパレス21は、物件の調査が遅れていることなどからことしの夏前までに終えるとしていた1万3000棟余りの補修工事の完了時期を来年6月末に延期することになりました。
レオパレス21は、建設したおよそ3万9000棟すべてを対象に調査を進めていて、6月末の時点で不備が見つかった物件はおよそ1万9700棟に上っています。
会社ではこれまで、ことし10月末までにすべての物件の調査を終えたうえで、不備が見つかった物件の補修も終えたいとしていました。
しかし、新たに見つかった不備への対応や入居者との調整に時間がかかり、物件の調査自体も遅れているということです。
このため補修工事の完了時期は、夏前までとしていた1万3400棟余りについて来年6月末に、およそ1年延期し、残りの物件についてもことし10月中旬をめどに完了時期を判断するとしています。
レオパレス21は「入居者やオーナーの皆様に重ねて迷惑と心配をおかけし深くおわび申し上げます。新たに決めた期限に間に合うよう調査と補修を急ぎたい」としています。
-- NHK NEWS WEB