スマートフォン決済のサービス、「7pay」の不正利用を受けて、「セブン&アイ・ホールディングス」は、このサービスを9月末で終了する方針を固めました。
コンビニ最大手「セブン‐イレブン」が先月から始めたスマートフォン決済サービスの「7pay」をめぐっては、サービス開始の翌日から何者かに不正にアクセスされて、クレジットカードなどから勝手にチャージされ、商品を購入される被害が相次ぎました。
被害を受けたのは先月29日の時点で、およそ800人、金額にして3800万円余りに上ることが確認されています。
この問題をめぐっては、サービスの登録や利用をする際に本人かどうかを段階を踏んで確認する「2段階認証」の仕組みを当初、導入していなかったなど、セキュリティーの甘さが指摘されていました。
こうした中、「セブン&アイ・ホールディングス」は、「7pay」のサービスを9月末で終了する方針を固めました。
今のままサービスを継続するのは困難だと判断したものと見られます。
会社側は1日午後3時から都内で記者会見を開き、不正利用が相次いだ原因やサービス終了という決断に至った背景などについて説明することにしています。
-- NHK NEWS WEB