7月18日、京都市の「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、京都府警察本部は亡くなった35人についてこれまで名前の公表を見合わせていましたが、2日、このうち10人の方の名前を公表しました。
7月18日、京都市伏見区にある「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で死亡した35人について、京都府警察本部は亡くなった方全員の身元を特定していますが、これまで名前の公表を見合わせてきました。
京都府警察本部は2日午後3時に、亡くなった方のうち10人の名前を公表するとともに、西山亮二捜査1課長が説明を行いました。
この中で西山捜査1課長は、名前の公表がこの時期になったことについて「ご遺族のショックが大きく、死を受け入れるまでに時間がかかっていると認識している。ご遺族と、実名公表に反対している会社の意向を丁寧に聞き取りながら、広報のタイミングについて慎重に進めてきた結果だ」と説明しました。
また名前の公表が一部にとどまった理由として「ご家族が実名公表を承諾したのが10人だった」としています。
現時点で公表を見合わせたほかの25人については「引き続き、遺族や会社に丁寧に対応していく」としています。
-- NHK NEWS WEB