名古屋証券取引所の新興企業向けの証券市場「セントレックス」に上場していた仙台市の会社が、株式などの引き受け先の企業に反社会勢力との関わりが疑われることを認識しながら隠していたなどとして、金融庁はこの会社に対し9900万円余りの課徴金を納付するよう命じました。
課徴金を納付するよう命令を受けたのは、新興企業向けの証券市場、名証セントレックスにおととし9月末まで上場していた仙台市の光学ディスクメーカー「オプトロム」です。
金融庁によりますと、この会社は、おととし3月までに合わせて20億円余りの株式などを発行しましたが、その際に、引き受け先の企業に反社会的勢力との関わりが疑われることを隠していたり、虚偽の四半期報告書に基づいて株式を発行したりしていたということです。
このため、金融庁は金融商品取引法に違反するとして、この会社に対し、9900万円余りの課徴金を納付するよう命じました。
-- NHK NEWS WEB