大手企業のことしの夏のボーナスは従業員1人当たりの平均で92万円余りとなり、2年ぶりに減少しました。
経団連は東京証券取引所の1部に上場する従業員500人以上の企業251社を対象に、この夏のボーナスの妥結額を調べ、回答があった137社の状況を公表しました。
それによりますと、従業員1人当たりの平均は92万1107円で、去年を3.44%下回って2年ぶりに減少しました。
業種別に見ますと、自動車が7.88%減って97万7963円、建設が5.88%減って152万2710円となり、対象となった19業種のうち半数を超える11の業種でマイナスとなりました。
経団連は「中国経済の減速など先行きへの不透明感が影響した可能性があるとみている。ただ、金額としては昭和34年の調査開始以来、2番目に高い水準で、賃金引き上げの流れは変わっていないと評価している」としています。
-- NHK NEWS WEB