去年、千葉市でトレーラーが横転し、下敷きになった車に乗っていた家族3人が死亡した事故で、警察はトレーラーが最大積載量を大幅に上回る積み荷を積んでいたとして、週明けにも運転手を道路交通法違反の過積載などの疑いで書類送検する方針を固めました。
去年9月、千葉市若葉区の交差点で鉄筋などを積んだトレーラーが横転し、下敷きになった軽自動車に乗っていた家族3人が死亡しました。
トレーラーを運転していた千葉県八千代市の27歳の運転手は逮捕され、過失運転致死の疑いで送検されましたが、その後、事故の原因を詳しく調べる必要があるとして処分保留で釈放され、警察は任意で捜査を続けてきました。
捜査関係者によりますと、その後の調べで、トレーラーには最大積載量の29トンを上回る37トンの積み荷が積まれ、当時、大幅な過積載の状態で走行していた疑いがあることが分かったということです。
このため警察は、週明けにも運転手を道路交通法違反の過積載などの疑いで書類送検する方針を固めました。
また、鉄筋の荷主の会社についても過積載であることを認識しながら積み荷を運ばせていた疑いがあるとして、あわせて書類送検する方針です。
-- NHK NEWS WEB