国内屈指の歓楽街として知られる東京 新宿の歌舞伎町に、劇場やコンサートホールなどのエンターテインメント施設とホテルなどが入る高層ビルが建設されることになりました。
高層ビルが建設されるのは新宿 歌舞伎町にあった映画館 新宿ミラノ座の跡地で、本格着工を前に再開発を手がける東急電鉄が概要を発表しました。
ビルは高さおよそ225m、地上48階、地下5階で、3年後の2022年8月末の完成を目指しています。
ビルには、外国人観光客らが滞在するホテルのほか、1500人が収容できるコンサートホール、劇場や映画館などのエンターテインメント施設が入る予定です。
バスターミナルも設けられ、成田空港や羽田空港とを結ぶ高速バスが運行される予定です。
国内屈指の歓楽街で、「眠らない街」とも言われる歌舞伎町では、4年前に「新宿コマ劇場」の跡地に大型の映画館やホテルが入る複合ビルが開業するなど、再開発が相次いでいます。
会社は新たなビルを、来年の東京オリンピック・パラリンピック以降も外国人観光客らを呼び込むための中核の施設としたい考えです。
東急電鉄開発事業部の田島邦晃課長は「東京は、外国人旅行者が夜も観光を楽しむナイトタイムエコノミーが弱いと言われるが、エンターテインメントをしっかりと発信し、呼び込んでいきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB