去年、千葉市でトレーラーが横転し、下敷きになった車に乗っていた家族3人が死亡した事故で、警察は最大積載量を大幅に上回る積み荷を積んでいたとして、トレーラーの運転手らを道路交通法違反の過積載の疑いで書類送検しました。
去年9月、千葉市若葉区の交差点で鉄筋などを積んだトレーラーが横転し、下敷きになった軽自動車に乗っていた家族3人が死亡しました。
その後の捜査で、当日トレーラーには千葉県八街市の廃品回収会社で積み込まれた鉄筋などが、最大積載量の29トンを18トン上回る47トン積まれていたことがわかったということです。
警察は、トレーラーを運転していた千葉県八千代市の会社員 在原伸悟運転手(27)と、鉄筋などを積み込む作業をした廃品回収会社の33歳の社員らを道路交通法違反の過積載の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、在原運転手らは事件前の去年8月にも合わせて10回にわたって過積載の状態でトレーラーを走らせていた疑いがあるということです。
1回に運ぶ積み荷が重いほど運転手らに支払われる金額は多かったということで、警察は過積載での運転が常態化していたとみて事故の経緯をさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB