サッポロビールは、全国のスーパーなどに出荷した輸入ワイン8万4000本余りを自主回収すると発表しました。瓶に残った酵母から発生した炭酸ガスによってコルクが飛び出してけがをするおそれがあるためだとしています。
自主回収するのは、アメリカの工場で生産され、サッポロビールが去年8月から先月末までに全国のスーパーなどに出荷した、750ミリリットルの白ワイン「ベリンジャー カリフォルニア・シャルドネ2017」8万4000本余りです。
会社によりますと、先月29日に客からの問い合わせを受けて商品の調査を進めた結果、一部の瓶の中に酵母が残っていることが確認されたということです。
体に害はないということですが、酵母から発生した炭酸ガスで瓶の中の圧力が上がってコルクが飛び出し、けがをするおそれがあるために、自主回収を決めたとしています。
これまでにけがや健康被害の報告は寄せられていないということです。
サッポロビールは「多大なるご迷惑をかけることをおわびします。再発防止と一層の品質向上に努力します」とコメントしています。
問い合わせの電話番号はフリーダイヤル、0120−447−739で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けているほか、今月10日から12日の連休中も対応するということです。
-- NHK NEWS WEB