シャープは、ボーナスの支給を年に3回、金額を決める際の業績評価を年4回行うことを明らかにしました。
社員や部門の業績を素早くボーナスに反映させ、やる気を引き出すねらいです。
シャープは、これまで年に2回支給していたボーナスを年3回に増やすことを明らかにしました。
また、金額を決める際に必要な業績評価を年4回行うとしています。
まず管理職を対象に、ことし12月のボーナス支給から導入し、来年度からは一般社員にも広げたいとしています。
具体的には4月から6月までの3か月と4月から9月までの上半期の業績をそれぞれ評価し、ことし12月のボーナスに反映させます。
また、10月から12月までの3か月の業績は来年3月のボーナスに、10月から来年3月までの下半期の業績は来年6月のボーナスにそれぞれ反映させます。
会社では、評価の回数を増やすことで社員や部門の業績アップを素早くボーナスに反映させ、やる気を引き出すねらいがあります。
一方、業績が悪化した場合はすぐにボーナスの金額が下がることになります。
また、部門の業績と連動する割合を、およそ半分に高めたことで会社全体の業績に対する社員の意識を高めるねらいもあります。
シャープは台湾のホンハイ精密工業の傘下で経営再建を進めており、信賞必罰を徹底することで業績改善につながるか、注目を集めそうです。
-- NHK NEWS WEB