東京の出版社に勤めていた男性が社長らからパワハラを受けたとして損害賠償を求めた裁判について、東京地方裁判所で和解が成立していたことがわかりました。
東京 渋谷区の出版社「青林堂」の元社員の50歳の男性は、社長や専務に「能力が足りない」などと暴言を浴びせられうつ病になったとして、おととし2月、会社に対しておよそ2000万円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
男性が加入する「東京管理職ユニオン」によりますと、先月、この訴えについて、会社側が解決金を支払うことや男性に対するパワハラを謝罪することなどを条件に和解が成立したということです。
解決金の金額は明らかにしていません。
これについて「青林堂」は「和解を真摯(しんし)に受け止め、今後このようなことがないよう注意していきます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB